【エクソソーム】

エクソソームは細胞から分泌される顆粒状の小器官です。細胞膜で囲まれており、核酸やタンパク質、2024年のノーベル生理学・医学賞で注目された「マイクロRN A 」などの有益な物質を含んでいます。私たちの体の中には100兆個以上のエクソソームがあると考えられています。細胞と細胞の間の空間だけでなく、体液(血液、髄液、尿、母乳)などにも存在し、エクソソームは細胞同士が情報交換して「生きるために必要な機能」を維持しています。

【善玉エクソソーム】

乳酸菌をはじめとする微生物の場合は「膜小胞 (Membrane Vesicles)」と呼ばれ、微生物が互いにのミュニケーションをとるのに重要で注目が集まっています。私たちは、乳酸菌が出す膜小胞を「乳酸菌エクソソーム」、善玉菌が出す膜小胞を「善玉エクソソーム」と命名しました。善玉エクソソームには、核酸、タンパク質(酵素)、リポテイコ酸、ペプチドグリカン、多糖類などが含まれて、炎症を緩和、免疫を整える、他の善玉菌を増やすなどして、腸内フローラのバランスを整えることが分かっています。私たちは、善玉エクソソームが皮膚と皮膚の常在菌に与える影響に注目した研究活動を繰り広げています(バイオジェニックス研究)。


【皮膚の善玉菌】

免疫やバリア機能を高める短鎖脂肪酸やNMF(セラミド、アミノ酸など)をつくり、酸や抗菌ペプチドで悪玉菌を排除します。善玉菌が善玉菌を増やせば、ますます善玉エクソソームも増えて「善玉の好循環」が生まれます。


【乳酸菌代謝物】

ポリフェノール、ビタミン、アミノ酸、ペプチド、天然保湿因子(NMF)など500種類以上が知られています。肌に働きかけて、保湿、角質柔軟、バリア機能、アレルギー抑制、抗酸化、抗炎症、免疫(IgA産生、樹状突起拡大、自然・獲得免疫力)、 再生作用などが報告されています。

【バイオジェニック】

善玉酵素発酵液は、皮膚と皮膚常在菌の両方に働きかけるバイオジェニックスです。

善玉エクソソームで肌の善玉菌を元気に。

【善玉エクソソーム】